カイと猫のバンコク珍道中

極貧に飽きてきた頃


こんにちは。カイです。

 

自分語りで少々ウザい話ですが続きです。

 

 

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4年目になって額面で18万円ぐらいになった。

といっても普通の会社員の手取りでいうと10万円ぐらいの感覚。

相変わらず引っ越しもできないし結婚式には行けない。というか呼ばれなくなってきた。

もうよっぽど仲良かった友達か同業者以外との接点がほとんどなかった。

 

どんどん社会から孤立していく。

 

当時はまだスマホやPCは持ってなかったから安いiPodに曲を入れまくって聴きながら東京中を散歩するっていうことと図書館に行くぐらいしかやることがなかった。

 

とにかく歩いた。

 

新宿、渋谷、恵比寿、中目黒、下北沢。

 

夜は人が多いところを歩いた。

 

池袋に住んでいたんだけど蒲田ぐらいまでなら歩いて行った。電車は基本山の手線以外は乗らない。

 

酒は飲み会以外では飲まなかったからめちゃくちゃ痩せていた。170cmで55 kgぐらいだったかな。

飲み会と言っても先輩に連れてってもらうか同期と行くぐらいで月2回ぐらいだったかな。

 

今みたいにYouTubeとかあればもっと世界が広がったかもしれないけど。

だから今の若い世代が羨ましかったりはする。

ミクシィすらやってなかったからな。

 

 

5年目でようやくスタイリストになれた。

給料は額面で20万円。努力したというよりは我慢したっていう表現の方が近い。

 

せっかくスタイリストにはなれたんだけどこの頃は仕事もつまらなかった。

たった2万円上がった給料。(自営みたいなもんなので20万なんてヤバいです)

 

25歳にもなって貯金は10万円すら無い。

 

貧乏って飽きるよね。笑

 

このまま続けてて未来はあるのか?

 

毎日同じことの繰り返し。仕事のストレスは大幅に増えたけど収入は増えない。

努力すれば稼げる!って言われるんだけど4人いる先輩スタイリストで稼いでる人が1人しかいなかった。

 

その人だって雇われだからたかがしれていた。(多分額面で40万円とか)

 

そのお店でトップとして働いていた人の給料が都内で働く人の平均いかないぐらいとか。(稼いでいる美容師もいるけどね)

 

もうこの頃は貧乏に飽きていた。

 

図書館で読み漁った小説のような人生はない。人生は小説よりも奇なりって、人によるよなぁ。

 

いくら散歩しても何にも出会わない。

 

どうせ何も買えない。

 

ただの凡人。その中でも下から数えたほうが早いレベルの凡人。

 

このまま生きていて何が楽しいのか?

 

親は

  「みんなそんなもん。なんとかなるよ」

としか言わない。

 

人生のどん底にいる気分。

 

彼女もいないし(金がかかるから無理でしょ)目標もない。

 

甘えでしかないけど、目標がない人間なんて腐るほどいるでしょ。

そういう人間は生きていけない世の中なのか?

 

仕事は嫌いじゃなかったけど、金が無いと何もできない世の中に絶望しか感じなかった。

 

そう感じ始めてから世の中の見方が変わった。

 

都内で周りを見渡すと70%ぐらいの人間の顔は曇っている。

楽しそうなのは身なりのいいデキそうなサラリーマン、陽キャの学生、60前後のおっちゃんぐらいか。

 

こんなにみんながつまらなそうにしている世の中で生きていたんだなぁ。

少なくとも僕だけではなさそう、というか多数派なのか。

 

関東だから、東京だからそう見えるのか?

大阪や沖縄なら違うのか?

海外ならどうか?

 

そんなことをよく考えるようになった頃にあの日が来たんだ。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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